初めまして。玉三郎と申します。

　このたび、ご縁あってこちらの役者さんだか声優さんだかなんだかのお家に住まうことと相成りました。

　ぶっちゃけ、まだ数時間前にこの家に来たばかりで、新生活への期待よりむしろ不安の方が勝っている、というのが本音でござんす。

　先ほどカリカリのエサをちょこっと頂き、オシッコもちょびっとだけさせて頂きやしたが、なんだかいまひとつ落ち着きやせん。

　でも、あ、ここの奥さんに首を撫でられて…なんだか…眠くなってきやしたよ…。

富士の麓のウェディング

　今日は舞台仲間の結婚披露宴の司会をしに山梨まで行ってきました。

　新郎新婦のアイデア満載で色々と趣向を凝らした披露宴はオリジナリティー溢れる内容盛りだくさんの約三時間半。まさか結婚披露宴の司会で声が枯れるほど喋ることになろうとは…(￣▽￣;)

　でも結婚式ってのはいいもんですね。新婦のご両親への手紙朗読では司会席にいながらもらい泣きしてしまいました。

　新婦のお父様が最後にびっくりするくらいの大きな声で「ありがとうございました！」とおっしゃったのがとても印象的でした。

　お二人ともどうか末長くお幸せに♪

いぬのきもち

　うちの近所は平坦で広い道が多く、ワンコの散歩にはうってつけ。なので駅までの道のりでは大抵散歩中の犬に出逢います。

　つい先日のこと。仕事に向かう途中、２人の犬と２匹のおばはん…もとい、２匹の犬と２人のおばはんが散歩しているところを見かけました。

　おばはん２人はそれぞれワンコの首輪につながったリードを握って立ち話中。２人とも話に夢中でそれぞれの犬の方を全く見ていない。

　ミニチュアダックスフントのリードを持ったおばはんはリードを短く持ちすぎててダックス君は首吊り状態。前足が浮いちゃってる…(￣＿￣;)

　一方ゴールデンレトリバーのリードを持ったおばはんはというと、レトリバー君が電信柱の匂いをチェックした後にいざマーキングを…と片足を高々と挙げた瞬間…！？突然おばはんが歩き出した！

　レトリバー君、片足を挙げたままの姿勢でとっとっとっと首から引っ張られながらオシッコは道路にジョンジョロジョンジョロとばら蒔き状態…マーキング未遂…(￣▽￣;)

　そんな事態が起こっていることには全く気づく様子もない２匹のおばはん。

　こういう飼い主を持ったワンコは本当に可哀想だと思います。

　「犬の散歩」というからにはもう少しちゃんと犬のことを見ていてあげて頂きたい。

中の人からのお願いです。

　僕の時間潰し場所ランキングベスト３に入るのがおもちゃ屋さん。

　玩具というのは実に奥が深いですからね。かなり時を忘れて楽しめます。遊びは文化。

　さて、この先のお話は少し前の出来事なんですが、記事書きかけでブログにアップするのを忘れていたので今更ながらアップします。

　仕事と仕事の間に時間的余裕ができたので、某トイザらスにふらっと行ってきました。

　いろんなおもちゃを見ながらブラブラ歩いておりますとどこかから馴染み深い声が。自分の声です。

　見ると小学校低学年くらいの男の子がポケモンバトリオで遊んでくれています。

　どうやら彼は普段からバトリオプレイヤーであるのだけれど今日に限っては手持ちのパックを持ち合わせていなかったという状況らしく、誰にというわけでもなく一生懸命大声で言い訳をしながらプレイしていました。「本当はもっと強いの持ってんだよなー！家にはあるんだよ！」

　そんな彼を遠巻きに観察していると、彼のお母さんらしき人がやってきて「ほら、もう行くよ」「ちょっと待って、もうちょっとだから」なんてよくある親子の光景。

　お母さん、いったん諦めて他の売場に向かいます。

　男の子は再び大声で先ほどと同じ言い訳を繰り返しながらバトリオに熱中。

　次にお姉ちゃんらしき女の子がやってきて「何やってんのホラ行くよ」「待ってよ、まだ今戦ってんだから！」

　最後はお母さんとお姉ちゃんのダブル攻撃。

　その後僕がちょっと目を離した隙にそのゲーム機の前は無人になっていました。

　ところがどうやらあの男の子、プレイの最中に中断させられたようで、ゲーム機からは次の戦闘で戦わせるポケモンの選択を求める台詞が連呼されている。

　いかん、このままでは次に遊びに来た子供が戸惑ってしまう。それに誰もいない空間でひたすらポケモンの選択を迫っている自分の声がちょっぴり哀しい。

　辺りを見回すと幸い客の少ない平日の昼間、周りには誰もいない。とりあえずこの勝負を終了させないと、とゲーム機に近づき腰を屈めてボタン操作。パックは持ち去られているので木の実を拾うこともできないがボタン操作だけでできる応援合戦のみでなんとか勝ち抜き成功！

　ほっと一息ついてその場を離れる「中の人」でありました。

　全国のお母さん、アーケードゲームはせめて１プレイ遊び終わるまではやらせてあげてください。中の人からのお願いです。エィシー♪

人情うどん

　丸一日オフ、というのは実に半月ぶりのこと。

　久しぶりの晴天だったので洗濯機をぐるぐるしつつ、ＤＶＤ鑑賞。

　今日は屋内修繕の業者さんが来るので家を空けるわけにはいかない。と、いう理由で洗濯物を干した後は『ドクターハウス』を日本語版で数話分立て続けに観る。

　その合間に業者さんがやってきて修繕をしてくれた。

　気がついたら何も食べないまま4時すぎになっている。

　何かに熱中すると食べるのを後回しにしてしまうのは良くない癖だと知りつつも…。

　修繕も終わったところでさすがに空腹に耐えきれず食べ物を求めて外へ。

　夕飯の時間まであまり間がないのでそれほどガッツリ食べるわけにはいかない。そうだ、そばかうどんなんかはどうだろう。ちょっと暑いし、冷やしうどんなんか食べたいなぁ。

　そんな風に考えながらふらふらと歩いていると、「うどん」の文字が。

　こりゃあ渡りに舟、冷たいうどんでも頂くべぇ、と店に入る。時間が時間だけに客は全く居なかった。

　「いらっしゃい」と店のおじさん。「うちは初めて？」と聞かれ「そうなんです」と答えると、おじさんは手順を丁寧に説明してくれた。ここはセルフサービスのお店で、ベースとなるうどんかそばを注文したらトッピングの天ぷら類は自分で取って、カウンターで精算してから食べるシステムらしい。

　「かきあげは120円で、そっちの盛り合わせは200円だよ」「あれ？このかきあげの隣にあるちくわ天はいくらです？」「ああ、それは本当は80円だけど、特別にサービスするよ」「わぁ、ありがとうございます♪」

　そんなこんなでちくわ天を無料ゲットした手前、何か有料のトッピングを加えなければ申し訳ないと思い、結果的にちくわ天とかきあげの二大揚げ物トッピング。

　おまけにおじさん「お兄ちゃん、俺の息子にそっくりだから大盛りサービスしてあげるよ！」と出てきたうどんは超大盛り。

　「ありがとうございます！」とニコニコしながら受け取ったものの…これは結構なガッツリっぷりだ。

　その後もおじさんは食べている僕のところへ来て、「俺は木・金・土のシフトだから、また食べに来て」とか「いやぁ、本当に息子に会ったみてぇだな」と上機嫌。

　帰り際にも「いやぁ、それにしても息子に似てるわ」と一言。よほど息子さんと僕が似てたんでしょうね。そう思うとなんだかおじさんもうちの父になんとなく似ているような気がしてきますよ。

　うどんがつなぐ人の縁。 

　おかげさまで夕飯タイムを前にしてお腹いっぱい（＾－＾；）

　「人情うどん」の一幕でございました。おそまつ。