巨匠

　上野は東京国立博物館にて開催中の「対決・巨匠たちの日本美術」に一人でふらっと行って参りました。

　ちょんまげワルツ公演前からポスターを見てすごく気になっていたんですがね、なかなか時間がとれなくて…。

　開催期間終了間近だけあってすごい混雑…そっか、平日とはいえお盆休み中でもあるしな(´～`；)不定休という仕事柄の特権をいまいち活かしきれていない。

　建物内に入るまでに20分待ちの大行列。今日はお日様かんかん照り～の紫外線浴びまくり～のDay。

　さぁていよいよ会場内に突入。さぁ今日は日本美術の巨匠たちの魅力にどっぷり浸かるぞ～っ！出てこい運慶、出てこい円空、光琳も応挙も歌麿も大観も、時代・ジャンルを超えての日本美術の巨匠祭りじゃ～っ！！と勢いこんで入口を入る手前の看板を見てふと足を止めた。

　そこに見たのはイヤホンガイドの案内。

　普段から僕はこういった美術展や博物館なんかでイヤホンガイドを使わない派なのですが、看板にずらり並んだ声優陣の名に度肝ヌカレンジャー！

　この記事の後に写真を添付致しましたが(写真、見づらいでしょうが)、これまたナレーションの巨匠とも言える方々が一人の作家に一人ずつといった割り当てで音声解説してくださっているってんです。

　これぞまさにナレーションの巨匠祭り！！

　使用料500円なら使わないテはない！！

　と、いうわけで視覚的にも聴覚的にも巨匠たちの技を堪能いたしました。

　宗達の風神雷神図屏風のダイナミズムに息を飲み、応挙の猛虎図屏風の大胆かつ繊細な筆使いに溜息を漏らし、歌麿の美人図に時を忘れて見とれ…しかしまぁ、絵画はともかく、茶碗の良し悪しはおいらにゃまったくもってわからんちんでした。おいらから見りゃ陶芸一日体験講座で作れそうな感じに見えるような作品もありんすで？(・・；)これが「わびさびを見事に表現した名器」でやんすか？はぁ…どうやら自分は利休の弟子にはなれそうにないな。

　一方、イヤホンガイドはナレーション研究のため通常利用での必要再生回数以上に繰り返し聴かせて頂きましたので、返却時にはほとんどバッテリー切れに近い状態でしたf^_^;

　やはり匠の話術ってやつはひと味もふた味も違いますな。こんな風に一流のナレーションの聴き比べができる機会なんざそうそうありませんからね。贅沢贅沢。


　いやぁ、今日は充実した時間を過ごしました！(*＾∇＾*)