お待ちどう…って、どう？

　仕事柄なのか何なのかはわかりませんが、日本語の語源に結構興味があります。

　先日、ラーメン屋で食事していた時、店員さんが別のテーブルに「お待ちどうさまでした」と言いながらラーメンを運んできました。

　今までは何の気なしに聞いていた、あるいは使っていたこの言葉、今更ながらなんだか気になる…(－ω－)

　「おまちどうさま」の「どう」

　これは何だ？

　「さま」無しバージョンもありますよね。

　「おまちどう！」

　威勢のいいラーメン職人のおいちゃんあたりが想像できる。

　では今度は試しに「おまちどうさま」から「どう」を抜いてみましょう。

　「おまちさま」

　なんだか違いますね。地域信仰における神様の名前みたいです。

　そもそも「どう」という表記でいいのか？もしかしたら「どお」かもしれないし「どー」かもしれない。

　どうなんだ？その辺。

　用例としてはどうだろう。前述のようにラーメンをテーブルに運んできた時「お待ちどうさま」と言うのはしっくりくるが、待ち合わせ場所に後から来た人が「お待ちどうさま」は使い方として正しいのだろうか？

　「この間話してた面白い本、持ってきたよ。お待ちどうさま」

　「みんなー！お待ちどうさま！いよいよライヴが始まるよー！」

　「大変お待ちどうさまでした。新郎新婦の入場です」


　…やっぱり「お待ちどうさま」は食べ物を運んでくる時にだけしっくりくるような気がします。


　「おまちどうさま」の「どう」とは一体何なのか？知っている方がいたら「どう」か教えてください。