しょーとーさい。

　松涛アクターズギムナジウム初の学園祭、「松涛祭」が無事終了しました。

　初めてのことだけに実際に進行を担当するラジオ委員会メンバーをはじめとした生徒たちも試行錯誤の連続でしたが、最後の打ち上げでは生徒も講師も事務局スタッフも皆さん素敵な笑顔になりました。

　僕自身も「講師朗読会」の中で1時間以上に渡る長い長いお話の9割方を一人で語るという貴重な体験をさせて頂きました。しかも満員御礼で。


　出し物の中のダンスコンテストで賞をもらったある学生が言っていました。「ただ好きなことを楽しんでやっただけなのにこんな賞まで頂けるなんて…ありがとうございます！」

　でも、そういうものなんだよなぁってそのとき思いました。我々の仕事だって結局はそういうこと。演じる側がその状況を楽しめなければ結果的に良いものもできない。楽しみながらもその作品を少しでも良いものにしようとした結果に対価が支払われる。今回の学園祭は、彼らにとってそれを知るには、また我々講師陣にとってもそれを改めて実感するには、とても良い機会になったと思います。

　こういうモチベーションの高まりというのは生徒たちにとっても良い効果を生み出すにちがいありません。

　皆さん、本当にお疲れ様でした。

　そして、僕の出演した朗読劇を聴きにきて下さった皆さん、本当にありがとうございました。