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日々思いついたことや気づいたこと、活動告知や面白ネタなどをざっくばらんに、かつ、ごく個人的な視点でつらつらと書きつらねてまいります。
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 インプロの稽古に行ったら、その日はたまたまメンバーのほとんどが都合が悪く、稽古場に来たのは先輩のHさんと僕だけでしたので、二人でいろいろとお話をして過ごしました。

 Hさんは芝居の舞台監督もたまにやられるそうですが、その時、劇団の許可を得た上で、タイムテーブル上の一般的に「ダメ出し」と書かれるところには「ほめちぎり」と書くそうです。気分的な違いかもしれないけど、いいところを認めた上で修正箇所の指摘をしていくという姿勢の方が前向きじゃないか、ということなんだそうです。

 たしかにそうだな、と共感しました。

 「ダメ出し」という言葉は最近テレビの中でタレントなんかもよく使うので一般化してきていますが、その言葉どおり、良くないところを指摘するという意味です。たとえば演出家が役者に、先輩が後輩に、先生が生徒に「ダメ出し」するという光景は日常茶飯事です。

 我々の仕事の現場では当たり前のことですが、はたして演劇教育の現場ではそれだけでいいんだろうか、とちょうど最近強く思うようになっていたところでした。

 「あそこがダメ、ここがダメ」と稽古場では否定に始まり否定に終わる。その結果、演劇の本来の楽しさを忘れてしまい、台本に書かれた台詞をただ義務的に言い、決められた振り付けや動作をただ義務的に行っている演劇学生が多いように思うのです。綺麗に喋ること、間違えずに動くことばかりを気にしていて、舞台上でなんだか自由じゃない。あげく、我々講師から「生きてない」と言われて生徒はまたヘコむ。

 そういえば今は亡き恩師T先生は、授業の時、僕たちの演技を観た後の第一声はたいてい「悪くないですね」でした。「悪くないですよ。でも・・・」と修正箇所の指摘が始まる。思い起こせばこの「悪くない」に、我々当時の演劇学生たちは結構救われていました。

 今、講師という立場にもあり、ついつい良くないところの指摘から入ってしまいがちな自分を反省しつつ、学生自身が演劇本来の楽しさを忘れないような授業を心がけていきたいなぁ、と考える秋のひととき。

 ま、要はバランスなんですがね。

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ほんと、ちったあ誉めてもらいたいよ(泣)。
みそ 2007年10月19日「Fri」00:43:00 編集
無題
なんでみそさんが泣いているのかボクには想像もつきませんが、
やっぱり日本は演技論と舞台と現実のバランスが諸外国に比べて相当悪いという印象をうけますヨネ。
イギリスの演出家なんてくどいてんのかってくらい褒めちぎるのが一番多いらすい。

ダメな短所を潰すだけでなく、イイ長所を伸ばす工夫もせなあかんのだと思います。
ガモウミノル 2007年10月19日「Fri」01:16:40 編集
無題
>みそ
どーしたの?どこか痛いの?

>ガモウミノル
そうだね。いい演出家は役者をその気にさせるのもウマイからね。
かつにい URL 2007年10月19日「Fri」10:45:58 編集
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