ボクにもできた！？

　「確定申告」。

　毎年この時期になるといろんなところで話題になる言葉です。

　今年は小学生の頃の夏休みの宿題みたいにギリギリまで後回しにしたりせずに早めに処理してしまおう、と早めに手をつけました。

　しかも、昨年までは考えることが面倒臭くて、必要書類を一式税務署に持ち込んでは全身で「税知識皆無」を表現しつつ職員の方に一から書き方を教わりながら記入してたんですが、今年は一人でやってみよう、と一念発起。ダイニングテーブルいっぱいに申告書類だの源泉徴収票だの領収証の束だの計算用のメモ用紙だのどじょっこだのふなっこだの色んなものをブワッと拡げて国税庁発行の解説書を見ながらウンウン唸ったり電卓叩いたり頭抱えたりラジバンダリ。

　なんだかんだで記入を終えて、念のためもう一度解説書を見ながら間違いがないか確認してみたら…。

　記入欄をしっかり間違えてる男がいたんですよー。

　なぁぁぁにぃぃぃ！？やっちまったなー！！

　男は黙ってｅ－ＴＡＸ！男は黙ってｅ－ＴＡＸ！

　…いやね、もしものことを考えて鉛筆で薄ーく書いてたんですよ、でも自分の筆圧は思いの外強いらしくって…二枚目以降に…カーボンコピーが…うっすらと…。その前に下書き専用用紙があったでしょうにって言うでしょ！？知ってましたよ！いや、正確には本書類に鉛筆書きし始めてから気づきましたよ！

　つーことで、カーボンコピーの写り具合はごまかせるレベルではあったんですけど、そのうっすらとした青い数字を見て「あ、こいつ間違えたんだ」と思われるのもシャクなので、気持ちをリセットして書類をシュレッドしてパソコンに向かい、インターネット確定申告「ｅ－ＴＡＸ」に挑戦することに。もちろん初チャレンジ。

　でもすでに計算はあらかた済んでいるので指示に従って数字を打ち込むのみ。

　結構楽チンでした。ていうか最初からｅ－ＴＡＸ使ってりゃあもっと時間短縮できたんじゃないのか。

　でも提出に関しては、もしかしてまた間違いがあってはいけないからと思い、内容をプリントアウトして、何かあったら指摘してもらおうと税務署に直接持ち込むことに。インターネット申告の長所を活かしきれないアナログ人間です。だってやっぱり直接人間に手渡さないとなんだか安心できない…。

　で、昨日。

　提出してきましたよ。

　税務署まで赴いて。

　「あの…今回初めてインターネットでやったもんで、本当にこれで大丈夫かどうか不安もあって…」

　「はいはい(受領印をポンポンポーンと押しながら)はい、こちらが控えになります。お疲れ様でしたー。」

　「あ、どうも…。」

　手渡しにこだわった意味無し。

　そうだよね、流れ作業でやんなきゃね、捌ききれないよね…。

　……。

　気をつけなはれや！！