終わりとは即ち始まりのことである

　皆様のあたたかいご支援を賜りまして、「ちょんまげワルツプロデュース公演『The Long and Winding Wedding』」が無事終了いたしました。

　会場にお越し頂いたお客様、そしてスタッフ・キャストの皆様、本当に本当に本当に有難うございました！！！

　振り返ってみれば今回の舞台は本当にたくさんの幸運に恵まれていました。創り手がこんなにも楽しく取り組めて、かつ多くのお客様にご好評を頂けて、まったくもって幸せにも程がある！！と、いまだ幸福感をかみ締めているところであります。この舞台を創るにあたってご協力くださったすべての方に心より感謝申し上げます。




　さて、ここで当blog『徒然落書』ご愛読者の皆様に発表があります。

　私、去る７月２４日、即ちこのプロデュース公演の初日に・・・













　入籍いたしました。











　
　まあ、本人も何ら実感のないままに発表しておりますので、「おめでとう」と仰って頂くと思わず「そうなんですか？」と聞き返してしまいたくなるくらいの実感なさっぷりなのでありますが、自分達で役所に届出をしたという数日前の記憶からすると、どうやら事実であります。
　

　一部の方はご存知のとおり、私も相手も演劇人ですので、自分達らしい結婚の形を考えてみたらやっぱり舞台公演がいいんじゃないかということになりまして、今回の結婚披露宴をテーマにした芝居作りに一緒に取り組み、あえて公演終了まで発表は差し控えるというサプライズプランにて進めさせて頂きました。今回のスタッフ・キャストの皆様には千秋楽後の打ち上げの席で発表させて頂き、たくさんの驚きとお祝いのお言葉を頂きました。


　言うなれば、私たち夫婦にとっての初めての共同作業は「ウェディングケーキ入刀」ではなく、「演劇公演入魂」ということになりますか。二人そろって演劇人冥利に尽きる結婚であります。未熟な二人ではありますが、皆様、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。



　さて、そんなちょんまげワルツプロデュース公演、嬉しいことに公演終了を惜しむ声が内外から聞こえてきており、どうやら主宰である我が妻はまたなにかたくらむ気でいるらしい・・・。ここはひとつ私も脚本の神が降りてくるのを待つことにいたします。


　何かの終わりは何かの始まり。


　この夏、私の人生においてもまた新しい始まりの前奏曲が聴こえて参りました。