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日々思いついたことや気づいたこと、活動告知や面白ネタなどをざっくばらんに、かつ、ごく個人的な視点でつらつらと書きつらねてまいります。
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「ダメ出し」って言葉も昔に比べたら随分一般的になってきましたね。テレビでタレントが赤裸々に話をするのがウケるようになってきてからでしょうかね、「誰々にダメ出しされた」だの「えっ、あの人に対してダメ出ししちゃうの?」だのって。

演劇の世界ではずっと前から稽古中での演出からの指示のことを「ダメ出し」と当たり前のようにこの言葉を使っていますが、指導=悪いところを指摘する、ってあたりが国民性を反映させているような気もします。

一方で、子供は誉めて育てようとか良いところを伸ばそうとかっていう方針もあったりして。

僕自身、学生を指導する立場にもなっている中、このことについて常に考えていて、生徒の良いところを見つけつつも「こうしたらもっと良くなるんじゃないかな」って提案をするやり方を心がけているんですけれども…。

ふと、自分がこれまでに受けてきた先生や師匠からのご指導について思い出してみました。

大学時代にご指導くださったT先生。普段からとっても穏やかな表情のT先生は稽古を見つめる眼差しは急に眼光鋭くなり、そしてダメ出しの時はまた穏やかなお顔に。そして第一声は大抵ゆったりとした口調で「悪くないですねぇ」。「悪くないですよ。うん、悪くない」…と、そしてその後、ごく簡潔にご指摘をくださったものでした。

そして僕に声優としてのご指導をくださったS師匠のダメ出しはさらに簡潔。「おまえヘタだね」「お、良くなったじゃないか」大抵この二つ。だから何がマズかったのか、どこが良くなったのか自分で考えなきゃならない。当時新人とはいえ、もうプロの声優として歩み始めていた自分はS師匠に見捨てられないようにという思いで必死に食らいついていくしかなかった。今となってはそれが良かったのかもしれません。

そう思うと、演劇学生だった頃からプロとして活動するようになった今日まで、心に深く残っているダメ出しはいずれも簡潔なものばかり。

今、学生らに指導をする自分には、簡潔に伝えるという課題があるのだな、と考えるのでした。

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みなみだよ✨
久しぶりです。
お母さんにきいてコメントしました
更新楽しみにしてまーす
みなみ 2012年05月12日「Sat」20:55:01 編集
>みなみちゃんへ
おどろいた(笑)。コメントありがとう!最近は情報更新はtwitterが中心でblog投稿のペースが鈍りがちだけど、長めの記事はなるべく載せていきますので、よろしくね~♪
かつにい 2012年05月12日「Sat」23:37:14 編集
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